
うさぎはお腹の不調を隠す動物
うさぎは「 prey animal(捕食される側)」の本能を持っており、体調が悪くてもそれを隠す習性があります。特にお腹の痛みは、うさぎにとって命に関わることもある症状ですが、外から見てすぐに異変がわかるとは限りません。
そのため、うさぎの行動や体勢から**「お腹が痛いサイン」**を見抜くことは、早期発見・早期治療に直結します。
本記事では、うさぎが見せるお腹の痛みのポーズや注意すべき行動変化、原因となる病気、飼い主ができる対処法について詳しく解説します。
お腹が痛いときに見せる代表的なポーズとは
お腹に痛みを感じているうさぎは、次のような不自然なポーズや体勢をとることがあります。
🐰 よく見られる「痛みのサインポーズ」
| ポーズ | 解説 |
|---|---|
| お腹を床に押しつけるようにうずくまる | 痛みを和らげようとしているサイン |
| 背中を丸めて動かない | 強い不快感を感じているときに多い |
| 頻繁に座り直す・落ち着かない | 腹部に違和感があり、姿勢を変えて楽になろうとしている |
| 足を投げ出して横たわる(異常な体勢) | 強い痛みや脱力の可能性あり |
| 食べ物を前にしても口をつけない | 消化不良や痛みによる食欲不振のサイン |
このような行動が見られるときは、単なる気まぐれではなく、体調に異常がある可能性が高いといえます。
痛みのサイン別|見分けるための行動チェック
ポーズだけでなく、その他の行動変化にも注意することが重要です。以下のような様子が同時に見られると、痛みの可能性がさらに高まります。
✅ 痛みの可能性がある行動チェック
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食欲の低下、またはまったく食べない
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フンの量が減る、もしくは出ない
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薄目を開けてじっとしている
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鳴き声のようなうなりをあげる(重症例)
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グルーミングをしなくなる
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呼吸が浅く、早くなる
うさぎの様子が「いつもと違う」と感じたとき、「ポーズ+行動の組み合わせ」で異変を見抜くことがポイントです。
お腹の痛みの原因と考えられる病気
うさぎのお腹が痛くなる原因には、以下のような病気や体調不良が考えられます。
| 病名 | 特徴・症状 |
|---|---|
| うっ滞(胃腸の動きが停止) | 食欲不振、フンが出ない、腹部のガス |
| 鼓腸症(ガスが溜まる) | お腹が張って苦しそうにしている |
| 毛球症 | 換毛期に多く、毛を飲み込んで腸に詰まる |
| 消化不良 | 食生活の乱れやストレスが原因に |
| 寄生虫感染 | コクシジウムなどが腸に炎症を起こす |
これらはすべて、早期治療が命を左右することもある重篤な病気です。
飼い主がすぐできる初期対応と動物病院のタイミング
「うさぎの様子が明らかにおかしい」と感じたときに、飼い主が冷静に対処することが大切です。
✅ 自宅でできる応急対応(ただし軽症時)
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ケージの中で安静にさせる
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温める(体が冷えている場合)
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ペットヒーターやタオルを使う
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チモシーや好物を与えて反応を見る
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お腹を優しく触ってみる(嫌がるかどうか確認)
※ただし、自己判断は厳禁。
少しでも違和感を覚えたら、速やかにうさぎ対応の動物病院を受診してください。
🏥 動物病院に行くべきタイミング
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食欲が24時間以上ない
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フンが1日出ていない
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体温が35℃以下または40℃以上
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明らかにお腹が張っている
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鳴く、暴れる、震えるなどの異常行動
「様子を見る」はうさぎにとって危険な判断です。
早めの行動が、命を救うことにつながります。
まとめ:ポーズで気づける命のサイン
うさぎはお腹の痛みを隠しながらも、姿勢や行動に「SOS」を出している動物です。
「背中を丸める」「うずくまる」「動かない」など、日常の中で見落としがちなサインを見逃さないことが大切です。
もし、「なんとなく様子がおかしい」と感じたら、食欲・フン・行動・耳の温度・体勢の変化をセットで観察しましょう。
早めの気づきと受診が、うさぎの命を守ります。
✅ 要約(まとめ)
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うさぎはお腹の痛みを体勢や行動で訴える。
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代表的なポーズは「うずくまる」「背中を丸める」など。
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うっ滞・鼓腸症・毛球症など重篤な病気が原因の場合も。
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異変に気づいたら自己判断せず、すぐに動物病院へ。
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毎日の観察が命を守る最大のポイント。

