
うさぎの「涙目」が気になったら
「うちのうさぎ、最近いつも目の周りが濡れてる気がする…」
そんなふうに、うさぎの「涙目」に気づくことはありませんか?
実はその症状、**鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)**というトラブルの可能性があります。
うさぎは目と鼻をつなぐ「鼻涙管」という細い管があり、ここが詰まることで涙がうまく流れず、目の下が濡れたり、ただれてしまうことも。
本記事では、鼻涙管閉塞の原因と見分け方、マッサージによるケア方法、病院での治療内容について詳しく解説します。
鼻涙管閉塞とは?症状と見分け方
鼻涙管閉塞とは、目から鼻へとつながる「鼻涙管」が何らかの原因で詰まり、涙が正常に排出されなくなる状態です。
🐰 主な症状
| 症状 | 説明 |
|---|---|
| 涙が止まらない | 片目だけ、または両目がずっと潤んでいる |
| 目の下が濡れる | 涙やけ(赤茶色に変色)してくる |
| 毛がただれる | 皮膚炎を起こすこともある |
| 白や黄色の目やに | 感染を伴っている可能性あり |
片目だけが涙目になる場合が多く、時間とともに慢性化することも。放置すると、感染症や視力低下などにもつながります。
涙目になる原因|鼻涙管が詰まる理由
鼻涙管閉塞の原因はさまざまですが、主に以下のようなものが考えられます。
🧠 主な原因一覧
| 原因 | 説明 |
|---|---|
| 歯の不正咬合 | 奥歯の根が鼻涙管を圧迫し、閉塞を起こす |
| 異物の侵入 | 牧草やホコリなどが目に入り刺激となる |
| 感染症 | 細菌感染により炎症 → 鼻涙管が腫れて詰まる |
| 加齢による変形 | 高齢うさぎに多く、骨や管の変形による |
| 先天的な構造異常 | 鼻涙管が細い、狭い品種(例:ネザーなど)も多い |
うさぎは顔の骨格が細いため、ほんのわずかな炎症や変化でも鼻涙管がすぐに詰まりやすいのが特徴です。
鼻涙管閉塞の対処法とマッサージケアのやり方
軽度の鼻涙管閉塞の場合、自宅でできるマッサージケアによって改善するケースもあります。ただし、症状が重い場合や長引く場合は、必ず動物病院での診断と処置が必要です。
✅ 自宅でのケア:目の下マッサージ
目的:涙の排出を促し、詰まりを和らげる
頻度:1日1〜2回(うさぎが嫌がらない範囲で)
👐 やり方ステップ
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清潔な手で行う(またはガーゼを使う)
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うさぎの目の下(内側のくぼみ)に指を置く
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目頭から鼻に向かってやさしく押し流すようにマッサージ
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片目あたり10〜20秒を目安に、力を入れすぎないこと
⚠️ 注意点
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痛がる場合は無理に続けない
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化膿している場合はマッサージ厳禁
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常に清潔な状態で行う(感染予防)
数日やっても改善が見られない場合は即病院へ。
5. 放置のリスクと動物病院での処置内容
鼻涙管閉塞は「様子見」で済ませると、以下のようなリスクがあります。
❌ 放置することで起こるトラブル
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皮膚炎・脱毛・ただれの悪化
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鼻炎や副鼻腔炎への進行
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感染症による膿の蓄積
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慢性化し、完治が難しくなる
🏥 動物病院での処置内容
| 処置内容 | 説明 |
|---|---|
| 鼻涙管洗浄 | 細いカテーテルで生理食塩水を流し詰まりを解消 |
| 抗生剤点眼薬 | 感染を抑える目薬を使用 |
| 内服薬 | 炎症を抑える抗生剤や消炎剤など |
| 歯のレントゲン検査 | 歯根が鼻涙管を圧迫していないか確認 |
特に「歯の異常」が原因の場合、根本的な治療には歯科処置が必要なこともあります。
まとめ:日々の観察とケアで予防しよう
鼻涙管閉塞は、涙目が最初のサインです。
「目がいつも潤んでいる」「片目だけ涙やけがある」といった状態は、すでに異常が始まっている可能性が高いと考えましょう。
うさぎの顔を日々観察し、早期発見・早期ケアを心がけることで、重症化を防げます。
マッサージケアはあくまで補助的な対処法であり、症状が改善しないときは必ず病院で診てもらうことが最優先です。
✅ 要約(まとめ)
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鼻涙管閉塞はうさぎによくある涙目トラブルの一つ。
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原因は歯の異常、感染症、異物などさまざま。
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自宅ケアとして、目の下を優しくマッサージする方法がある。
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マッサージで改善しない場合は病院での鼻涙管洗浄が必要。
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日々の観察で早期発見し、涙目を放置しないことが大切。

